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【LSD】真・みんなのトラウマ(アイドル) 2nd season #11【実況】

ゲーム

ねえドラえもん、どうして現場に血が流れるの?それはね…お前を食べるためさ!!

おばあさんが狼に食べられた結果、肉体を失ったおばあさんの魂は狼の魂と衝突し、融解。

消化中のおばあさんの身体が脳から微弱のシナプス電流を流し込むことに成功したため、これに至る。

その後、おばあさんは川へ洗濯に、おじいさんは山へ芝刈りに向かう。

すると川上から大きな桃がうんとこしょ、どっこいしょ、それでもカブは抜けません。そら50ccのカブは法律上原付に分類されるんだから法定速度は30km/hなわけだ。抜けるはずがない。

ただし、どうしてもという場合、芝刈りに向かったおじいさんを意図的にキャトルミュートさせ、奥歯に加速装置をつけることで道交法上一般車両に分類させても良い。

おじいさん単体でカブを抜き去る─カブを運転していた狼は目を見開いて驚いた。

狼にはジジイごときにカブが抜かれるはずがないという誤謬、及び慢心があった。固定観念に囚われた獣畜生を人類の叡智が上回るのはごく自然なことである。

しかし、狼も黙ってはいない。彼には生まれつき備わっている野生の力がある。獣にのみ許された特権─そう、動物には道交法が適用されない。

これまで律儀に法定速度を守っていた狼、人間同様の理性を以って人間社会に溶け込んでいたが、その理性を捨て、獣として生きる決断をした。もう、元の生活には戻れない。いや、もう戻らなくても良い、最後にあのジジイを抜き去ることさえ出来ればもう悔いることはないのだから─。

一方その頃、おばあさんは拾って来た桃をしばいていた。

女性は古来から桃に例えられてきた、すなわち、ここでは”流れてきた桃”というのは”流れ者の女”のことを指す。

そう、桃から生まれた桃太郎とはまさしく、この流れ者の女が孕んだ子であったッ!!!

おばあさんは妊娠している流れ者の女の腹を掻っ捌いたッ!!医師免許を持っていないババアの包丁を使った帝王切開ッ!!!!

女の腹は真っ二つに裂ける、吹き出る鮮血、笑う婆さん、叫ぶ女に泣く赤子。

おばあさんはこの赤子を我が子として大事に育てることにした。名前は、一応慣例に従って”桃太郎”と名付けた。

一方その頃、おじいさん。突貫工事で付けた加速装置はおじいさんの身体に重い負荷をかけ続けた。その結果、おじいさんはレースの途中で倒れこんでしまった。

遠のく意識、迫る足跡。数多の思い出が蘇る─。

芝刈りの最中に、まだ小さかった狼を拾い、人里離れた森の中で人間と同じように育てたこと。

狼は物覚えが悪かったが、それでもおじいさんの話を懸命に聞いて、人間の世界におけるルールやマナーを覚えた。

金銭的な余裕はなかったため、何も買ってやることができなかった。

ただ一つ、狼が一人で暮らすことになった時に記念として買ったものがある。

それがあのカブだった。

「ジジイ」

おじいさんを呼ぶ声がした。

「なんだ獣畜生」

「レースはもう終わりだ、俺のカブがあんたを抜いた」

狼はおじいさんに手を差し伸べた。数年前、おじいさんが狼にそうしたように。

「後ろ、乗れよ」

おじいさんは答えた

「50ccの原付は二人乗りできねえんじゃなかったか?」

1人と1匹は笑いながら帰路についたのだった。

一方その頃、おばあさんは流れ者の女の死体の処理をどうするべきか悩んでいた。

できることなら、桃太郎が大きくなったとき”これ”がお前の本当の母親だと女の死体を見せびらかして、育ての親が生みの親を殺したという二重の絶望を味わって欲しかったが、そう何年も死体を隠し通せるとは思えない。そもそもその頃には腐敗してしまっているだろう。

一番困るのは女の腹から吹き出た鮮血である。噴水のように勢いよく吹き出たものだから天井まで赤く染まってしまっている。

死体は庭に埋め、天井はいっそのこと全面赤く染めるか…?

そうこうしているうちに、おじいさんと狼が帰ってきた。

おじいさんは、おばあさんの”悪い癖”を知っていたので、またこんなことを、としか思わなかったが、耐性のない狼は白目を剥いて倒れてしまった。

この始末、どうしてしまおうか、女の死体と赤子、血で染まった我が家…倒れている狼…。

おばあさんとおじいさんは同時に閃き、目を見合わせた。

その夜、狼は逮捕された。罪状は殺人罪である。そのほか、速度超過や人の家を汚した罪に問われることになった。

そう、おじいさんとおばあさんは全ての罪を狼に擦り付けたのだ。これでは一体どちらが獣なのかわかったもんじゃない。

全ての問題が解決して色々スッキリしたおじいさんとおばあさんは、桃太郎と狼と共に幸せに暮らしましたとさ。

めでたしめでたし。

ではまた次回。

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